立山黒部アルペンルート
2010年 10月 23日 Saturday富山県側から黒部ダムに行くのは始めてでした。
だから、ロープウェイに乗るのも始めて。
元山ガールの母と行って参りました。
立山室堂に行くのは結婚してから初めてっていってました。びっくり!
だって、私の母70歳は娘時代にあの剣岳に登った強者です。
しかも称名滝から登ったと。。。米担いで。
当時は山小屋でお米と交換に宿泊してご飯も頂いていたようです。
すごいなー。
そんな母が結婚してからずいぶんおとなしくしてたんだなーということにさらにびっくり!
本当は11日の月曜日に行くつもりだったのだけど、天気予報がいまいちだったのと、前日の夜がすごい雨だったので取りやめにしたのでした。
ところがその日はものすごい快晴で、わたしはとっても後悔しつつ、最近の自分の氣の流れの悪さを痛感して朝からせっせと家の掃除をしてました。
紅葉もピークを迎えこのチャンスを逃したら次はないなーと思いつつ窓ふきなんか滅多にしないのにやってたら、私の心も晴れて来たようで、母に電話して
「今日晴れたねー、ははは〜。明日行く?明日も晴れそうやよ!」
ってことで掃除を終えて夕方に実家に向かいました。
兄も「なんで今日行かんかったが〜?」と言ってましたがしょうがない。。。
朝4時半に出発!
6時半ごろに立山駅に着いたら、もうすでにキップ売り場に人がならんでいました。
前日は休日だったからもっとすごかったに違いないです。
朝一のケーブルカーで美女平まで。
バスに乗り換えて室堂まで約1時間。
室堂からトロリーバスに乗って大観峰へ。
トロリーバスは立山雄山の下に掘ったトンネルを通ります。
黒部ダムを作る資材を運ぶ為に作られたトンネルです。
途中「立山直下」と書かれてあります。
掘る途中で水が大量に噴出した破砕帯も通ります。
大観峰からはケーブルカーに乗って黒部平まで降ります。
コンクリートに囲まれたケーブルカーの乗り場から、ごっとんと音を立てて空中に放り出された瞬間
一斉に「わ〜!!」と歓声ともため息ともとれる声がもれました。
テレビや新聞の写真でしか観たことない錦の絨毯!
空中からならではの眺めです。
実際、今日が紅葉ピーク!ってときに登山に行ったことあるけど、こんなに遠くまでじっくり見渡せることってないんですよねー。
黒部平からまたケーブルカーに乗っていよいよ黒部ダムへ!
とにかくすごい迫力です。
完成したのが昭和38年。
高度成長期の電力を補う為に7年の歳月をかけて完成されました。
今ならこんな大自然の中にでっかいダムを作るなんてとんでもないなんて思いそうだけど
このころの建設は自然との戦いでもあり自然の偉大さを目の当たりにして人間のちっぽけさも感じさせる事業だったのではないかと思います。
ロープウェイの駅も断崖絶壁に寄り添うようにひっそり最小限な感じに建てられているし
ロープウェイの途中に一本も支柱がないのは自然への配慮であり、雪や雪崩に太刀打ちできないからだということです。
黒部ダムからはまたもときた通りに帰ります。錦の絨毯の上をもう一度渡りました〜♪
途中室堂を散策。。。と思ったら結構ガスってました。
それでもみくりが池と晴れていれば見えるはずの剣岳の方をながめながら母が山に登った話を聞くのはとっても楽しい時間でした。
でも、2年後に私が剣岳登頂を目指しているとは決して言えませんっ(笑)
まさか娘がこんなに山好きになるとは思ってもみなかったようです。。。
実を言うと今年3回目の立山でした。
一回目はガリーさんも。
2回目は金沢山ガールで。
しかし。。。。とっても濃いガスで登頂断念。
朝から閻魔様のゆで卵とビールを飲んであえなく下山。
今年は立山縦走が目標でしたが、なんだかタイミングが合わなくてダメでした。
県外の山も行ってないし、今年は山欲があんまり満たされてませんが
来年かならず!8月中に決行します。
今年この後は金沢市内の低山トレッキングを楽しみたいと思います。
単独で登れるようになるのが目標です。
熊いるかな〜。
来年立山縦走ができるかどうかは、来年の夏までの私の過ごし方にかかっています。
運動不足にならないこと、3キロは体重を落とすこと。
氣を整えて晴れ女になること!
おまけ。
なんでこんなにセクシーでなければいけなかったのか?
遊覧船で。。。。